オリンピックの競技種目、アーチェリー競技は、弓で矢を射ち標的上の得点を争う競技です。
アーチェリーは日本語で洋弓と呼ばれ、弓で矢を射て標的を狙う射撃競技です。日本では主に、”アウトドアターゲットアーチェリー”・”フィールドアーチェリー”・”インドアアーチェリー”の3種類の競技形態で試合が行われています。アウトドアターゲットアーチェリーは屋外の射撃場で、男子-90・70・50・30m、女子-70・60・50・30mの距離から、各36射づつ、合計で144射して争う競技です。標的は中心円が10点で、外に向かうほど1点ずつ点数が少なくなります。フィールドアーチェリーは森や林など、自然の中で行われる競技です。これらに対して、インドアアーチェリーは屋内で行われるアーチェリー競技で、直径40センチメートルの標的に18mの距離から矢を射って勝敗を競います。アウトドアターゲットアーチェリーは名前を省略して、ターゲットと呼ばれ親しまれています。アーチェリーは射撃する距離や標的の大きさ、時間制限などの細かいルールがあります。個人戦と団体戦があり、それぞれの細かなルールにそって競技が行われます。
アーチェリーで使用される弓は大きく分けると”リカーブボウ”・”ベアボウ”・”コンパウンドボウ ”の3種類 があります。リカーブボウはオリンピックにも使用されている弓で、日本では最も多く普及しています。ベアボウは使用しているパーツの違いでリカーブボウとは区別していますが、弓は同じものです。コンパウンドボウは世界で最も普及している弓です。構造の違いから、リカーブよりも強い弓を使う選手が多いのが特徴で的中精度が高いとされています。弓を撃つまでの動作と撃った後の動作には一連の流れがあります。射法には何通りかありますが、おおまかな流れとして、スタンス(的に向かって両足を踏みひらく)-セット(状態を静かに構える)-ノッキング(弓を射る前の準備)-セットアップ(弓を持った手を上に引き上げて射る準備をする)-ドローイング(両拳を左右に開き弦をひく)-フルドロー(矢が的をねらっている状態)-リリース(矢を放つ)-フォロースルー(矢を放った後の状態)があります。
オリンピックのアーチェリー競技の参加者は、男女それぞれ64名と決められています。1カ国から出場できる選手は3名までとなっています。オリンピックの前年に開催される世界選手権大会がオリンピック予選となり、この大会で主催者国の3名を含む43名が決定されます。ワイルドカードと呼ばれる選手枠が3名あり、残りの18名はオリンピック開催までの期間に行われる選手権大会で決定されます。ワイルドカードとは、これから発展が期待される国の選手に割り当てられる選手枠です。オリンピックでは、通称ターゲットと呼ばれる”アウトドアターゲットアーチェリー”で勝敗を競います。すべての競技が70mで行われます。アーチェリーは1900年第2回パリ大会から競技種目となりましたが、1920年第7回アントワープ大会以降競技からいったん外れましたが、52年後の1972年第20回ミュンヘン大会でふたたび競技に参加しています。1988年第24回ソウル大会からは団体戦が追加されました。2004年アテネオリンピック男子個人での山本博選手の銀メダル獲得は記憶に新しいと思います。
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